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専攻紹介

園芸科では、1年生で各専攻を回り基礎的な技能・知識を学びます。
2年生になると「草花部」「温室野菜部」「露地野菜部」「作物部」の4つの専攻に別れ、より専門的な実習を行います。
また3年生では育てた農産物を外部のお客さんに販売する「いきいきマーケット」を実施、種まきから消費者の手元に渡るまでを学習します。

草花部

鉢花、切り花(カーネーション)、ランや観葉植物などの栽培を中心に学習しています。
毎年名古屋駅のタワーズで行われるフラワーフェスタに参加し、フラワーガーデンの制作や花の販売、無料配布などのイベントにも参加しています。
いきいきマーケットの宣伝、接客、ディスプレイ等は草花専攻生が中心となり手がけています。

日々の管理作業

出荷準備作業

市民病院での花壇作成

温室野菜部

温室野菜部には土耕温室、養液土耕温室、水耕温室の3つの特色ある温室と、育苗のために利用するスリークォーター式のガラス温室があります。
土耕温室は1号室2号室3号室それぞれ単独の温室です。元肥や追肥という形で野菜の生育に必要な栄養や水分を供給します。春作ではアンデスメロンをつくります。校内で注文をとり、販売をしています。
養液土耕温室は野菜が育つために必要な肥料成分が、養液として与えられています。そのため過剰施肥を控えることができ、野菜はもちろん土壌や周辺環境に悪影響を及ぼさない画期的な新技術です。品種名がアイコという細長い形のミニトマトを栽培しています。
水耕温室は土を使わないで、水や肥料成分が溶けている養液だけで、栽培します。甘くておいしいと評判のミニキャロルという品種名のミニトマトを育てています。毎年6月に保育園児が収穫体験にやって来ます。

水耕温室の栽培管理

ミニトマトの収穫

パック詰め

メロンの誘引

収穫作業

マイネームメロン

露地野菜部

トウモロコシやナス、ピーマンなどの果菜類、キャベツやレタス、ダイコンやブロッコリーなどを栽培します。
(トウモロコシの時期は花粉は大量に飛びますので、花粉症の生徒にはつらい実習になります。)
3年生で地域の方々と野菜栽培を行う「ふれあい農園」を担当します。

圃場(トウモロコシ)

白菜の観察

ふれあい農園

作物部

作物部では稲の栽培を中心に、イモ類やマメ類、ネギやホウレンソウ、カリフラワーやブロッコリーなどを栽培しています。
稲は3年生が主体的に栽培します。籾の播種から田植え機の操作、水管理、稲刈り、そして販売までを1年を通し学習します。
他にも、保育園児にサツマイモ体験を実施しています。
稲を作る関係上、大型の農業機械を扱う実習が多いのが特徴です。また、伝統野菜「治郎丸ほうれん草」の研究も行っています。

田植え

稲刈り

畝を立て種まき